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公共事業について

平成22年10月8日に閣議決定された地方活性化交付金①(きめ細やかな交付金事業:2500億円・住民生活に光を注ぐ交付金事業:1000億円)の使途をめぐる議論が全国の基礎自治体の庁舎内あるいは議場でなされています。本稿では京都府与謝野町を例にとりながら、その議論を追いかけてみたいと思います。

平成22年与謝野町議会12月定例会が12月6日〜21日までの会期で行われました。追加議案として上程された一般会計補正予算はこの地方交付金(きめ細やかな交付金事業)の使途にかかるものであり、与謝野町の限度額は108,202千円でした。「新たな交付金を創設し、観光地における電線地中化等、地域の活性化ニーズに応じて、きめ細やかな事業を実施できるよう支援を行う。」とあるように、各課から計上されてきた予算と事業内容は所管施設整備等のハード事業(例:消防団車庫改修)です。つまり、水道・電気・道路補修等を請け負う地元業者へ優先して仕事を発注することで、地域でキャッシュが循環することを期待する緊急経済対策です。(12月21日可決)

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「観光政策を問う」

14日(火)に「観光政策を問う」を件名に行った一般質問の簡単な要旨と町長からの答弁書を掲載致します。既存の観光資源を中心とした観光政策の限界を指摘し、「民泊」事業の提案をしました。町長からは前向きな答弁をもらいましたが、課題は町民の皆様のご理解を得ることができるかどうかとのことでした。以下、4点の質問と町長の答弁です。

ー①「観光客が求めるニーズはどのようなものと把握されているのか」②「既存の観光資源を主とする観光政策の限界を感じているが、どのように思われるか」③「町民の日常生活をひとつの言わば観光資源と捉え、人とのつながりを生み出す観光政策の開発が必要と思うが、どのように思われるのか」④「具体的な政策として、ひとつには「民泊」を考える事ができるが、どのように思われるのか」ー

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NEWS

12月14〜15日のニ日間にかけて12名の議員から一般質問が行われます。私は14日の10時半頃に登壇する予定です。観光政策について質問します。

ふるさとは…

古今東西を問わず、個人的な郷愁や故郷へのメランコリックな心理や感情の昂りを文学や歌舞音曲などの作品に込め、世に送り出してきた作家は少なくありません。また私たち自身、昭和ノスタルジー、大正ロマン、ベル・エポック等のネーミングにも象徴されているように、時間的に遡って過去の特定の時期あるいは空間的に離れた場所を想像し、その特定の時間や空間を対象として懐かしみの感情で価値づけることはよくあります。そしてそのような場合、対象の負の部分は除外されていて、都合よく過去のイメージを再構築している場合が多いのもまた事実ではないでしょうか。そんな一般的な人々にとっては除外されがちな負の部分を自身の作品へと昇華させていた詩人のひとりである室生犀星(1889年—1962年)が詠った詩…

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NEWS

山添藤真はTWITTER上でよりリアルタイムの活動等のお知らせを行っております。是非、ご覧下さい。

http://twitter.com/#!/Toma_Yamazoe

*ホームページ右横にありますRECENTLY on TWITTER の<More updates >からご覧頂けます。

中学校組合議会臨時会

本日の午後からは第5回与謝野町宮津市中学校組合議会臨時会が開催されました。

上程された議案は①「与謝野町宮津市中学校組合教育委員会委員の任命について」と②「専決処分の承認を求めることについてー与謝野町宮津市中学校組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例ー」の2議案です。
①では、ひとりの教育委員会委員の任期が今月26日に満了するに伴い、管理者側からは再任の承認が求められ、全員一致で可決されました。②では、条例改正のための議会を招集する時間的余裕がなかったため、先月26日に専決処分したことに対して管理者側から承認を求められ、全員一致で可決されました。可決によって、一部対象者の給与月額と期末勤勉手当が引き下げられることが承認されました。

明日は加悦庁舎で総務常任委員会が開かれ、所管する課との委員会が続きます。

12月定例会開会

第35回平成22年12月与謝野町議会定例会が24日までの会期で開会致しました。

本日は町長等からの挨拶や議会閉会中に行われました常任・特別委員会の視察研修等諸般の報告が行われた後、上程議案の提案説明が行われました。本議会では主に「犯罪被害者等支援条例の制定について」や「暴力団排除条例の制定について」の条例制定に関する議案、そして一般・特別会計補正予算を審議します。
一般質問は14〜16日の3日間で予定されています。本日16時に一般質問主意書の提出が締め切られたため詳細は把握しておりませんが、私の登壇はおそらく14日中になるのではないかと思っております。今回は観光政策を町長に問い、政策提案いたします。

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観光について考える

11月28日(日)午後、フランスからミシュラン三ツ星に一番近い男、Thierry Marx氏とTVキャスターのJulie Andrieuさんが、Marx氏のドキュメンタリー制作のために御来丹され、私も彼らの丹後を巡る旅の通訳を担当するために同行させて頂きました。

旅の行程としては〈橋立ワイナリー→向井酒造→舟屋めぐり→旅館千歳〉でした。短い時間でしたが、彼ら(特にMarx氏)と過ごすなかで印象的だったのは、とにかく幅広い知識と明確な思考回路をお持ちだったことです。私からの「フランスにおける地方の現在」「地方名産食とツーリズム」などの質問にも明確に答えてくれ、向井酒造さんでは女将さんのおもてなしを受けながら、以前触れたこともある地方での民泊事業の話をしてみると、フランスでの例を引き合いに出されて賛同してくれるとともに、地方が持つ閉鎖性が乗り越えるべき課題としてあることも示唆してくれました。

多様化する観光産業のニーズを的確に取らえることが、地域の新たな魅力発見のきっかけになるかもしれないと思いながら、地方における観光の在り方の模索を思考する私にとって、今回の彼らの訪問はとても勉強になったな思い返しています。これからの地方における観光は〈既存の観光地や物産〉開発ではなく〈人のつながり〉を生み出す仕組みの開発へと重点をおいていくことが必要だと私は思っています。

『町民アンケート』ご協力のお願い

与謝野町議会活性化特別委員会では、議会活性化を図るべく委員会を続けております。現段階での決定事項は『町民アンケート』の実施です。本日(12月2日)の作業部会ではアンケートと速やかに届けるために委員で発送作業を行いました。近日中に与謝野町内にお住まいの2000人の対象者へと送付される予定ですので、ご協力頂きますよう心よりお願い申し上げます。

総務常任委員会視察

11月24日〜25日まで、総務常任委員会の行政視察で愛知県大口町と高浜市を訪れました。本稿では特に印象深かった大口町が展開している取り組みをご紹介したいと思います。

愛知県大口町は人口約2万2千人の小さな町です。町の行財政運営は、主に企業誘致政策によって来町した企業や自動車及び製造業関連企業から支払われる高い法人税収入によって成り立っており、財政構造の弾力性を示す経常収支比率や財政力指数は他全国市町村団体とは比較にならないくらい高い水準値を示し続けてきました。そんな豊かな町にも解決するべき問題は当然あり、そのひとつが企業誘致によって生じていた住民間(旧住民と新住民)コミュニケーションの希薄さです。

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