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与謝野町未来創造会議が、「与謝野町庁舎統合問題」に関してまとめられた請願趣旨及び事項に賛同し紹介議員となりました。第37回平成23年9月定例会に提出されます。(以下、本文を掲載しておきます。)

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役場庁舎の統合に関する請願書

拝啓 残暑の候、時下ますます御清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は、与謝野町の発展のために御尽力いただいていることに対しまして、敬意を表しますとともに、感謝申し上げます。
さて、去る5月28日、与謝野町が主催する役場庁舎統合説明会が開催され、庁舎検討ワーキング・グループ(以下、「庁舎検討WG」という。)において検討を重ねた結果、現在の3つの庁舎を「加悦庁舎に統合することが最善である」との説明を受けました。
また、6月20日から8月5日の間、より多くの住民の意見を聴き、住民の合意形成を図るよう努力するといった趣旨のもと、与謝野町が町内24区において町政懇談会を開催し、上記同様加悦庁舎に統合することが最善であるとの説明をされました。更に、平成20年2月に策定された第1次与謝野町総合計画にある総合庁舎方式を検討する検討委員会(以下、「検討委員会」という。)の設置については、この町政懇談会の開催により、住民の合意形成は図れるものとして、その設置はしないことも、併せて説明を受けました。
そこで、与謝野町内の有志者により、庁舎検討WGの検討結果報告書、役場庁舎統合説明会及び町政懇談会の資料等について、将来の与謝野町のまちづくりにおいて重要な事項が十分に検討されているかといった視点で検証を行いました。その結果、合併特例債使用期限という時間的な制約があるなどの理由により、庁舎の位置等将来の与謝野町のまちづくりを視野に入れた完全な結果報告ではないとの結論に至り、与謝野町未来創造会議(以下、「未来創造会議」という。)を発足させ、最高議決機関である与謝野町議会に対し、別紙のことについて十分な検証を行われるよう、地方自治法第124条の規定により、本請願を行うに至った次第であります。

敬具

(別紙)

〔趣旨〕

未来創造会議では、役場庁舎統合説明会及び町政懇談会の開催は、資料及び時間的なことからも補完的なものであると考えます。つまり、検討委員会を設置し十分な検証を行うことが原則であり、役場庁舎統合説明会及び町政懇談会の開催だけでは、住民の合意形成は図ることはできないと考えます。
また、庁舎検討WGの結果報告書については、将来の与謝野町のまちづくりにおいて重要な事項が十分に検討されているとは考えられません。例えば、庁舎の位置、公共交通機関、公共施設との関連及び機構改革後の庁舎の姿などが十分に検討されていない点であり、これらのことは与謝野町の将来像及び住民の利便性に直接影響を及ぼす事項であると考えます。
庁舎を統合した場合、支所の設置及びその取扱業務は、住民サービスに直接影響することであるにも関わらず、その具体的な内容が示されていません。例えば、現状のデメリットである利用者が複数の庁舎を訪問することは解消されるが、支所機能が十分でなければ、地理的な問題が発生することになります。要するに、住民にとってなくてはならない支所機能を十分に調査し、それに対応する方法を示す必要があり、同時に現状から低下するサービスについてはその対応策についても示す必要があると考えます。
これらのことからも庁舎統合について、そのメリットとデメリットが十分に比較検討されていません。デメリットに対しては、その対応策も同時に検討する必要があり、受益に対しては、その負担が生じることも、ありのままを住民に示す必要があると考えます。

〔請願事項〕

◇検討委員会を立ち上げてください。
◇議会独自で、町長が説明会で説明された庁舎を移転する7つの理由を検証してください。
◇検討結果を住民に説明し、住民との対話を複数回行ってください。

以上