風化させないためにできること

7月5日から数日間かけて、宮城県は仙台市・東松島市・石巻市・女川町を巡ってきました。大震災発生から四ヶ月が経とうとしている今でも、ガレキの撤去作業や行方不明者の捜索作業は済んでおらず、何も終わってないことを改めて痛感させられるとともに、被災地から遠い場所に住む僕達は被災地への関心を風化させないための意識的な努力が必要だと思いました。

僕は仙台市内にあるホテルを活動の拠点としていたので、電車とバスを乗り継いで被災地へ向かいました。第一日目は、東松山市の災害ボランティアセンターへうかがい、事務局で振り分けられた作業(僕が担当したのは、民家のヘドロ撤去作業でした)に従事し、第ニ・三日目は石巻市内や女川町で個人活動(乗り上げた船舶や個人邸宅の清掃)を展開しました。
そして夜は仙台市内に帰り、積極的に仙台名物の牛タンを食べ歩き、いくつかある横丁でお酒を飲んで楽しい時間を過ごしました(与謝野町出身の大学生とも会食できました)。

そんな数日間を過ごし、僕のように被災地から遠く離れた場所に住む人々が被災地に貢献できることや長期的な支援をするためにできる努力は沢山あると思いました。どんな目的であれ被災地へ行き、被災者や被災地とふれ合うことができた人は、彼らやあの土地へ感情移入したり共感することができるのではないでしょうか。僕には、そんな感情の有無が大震災ひいては社会に対しての見方などを変えていくのではないかと思えるのです。

以下、「風化させないためにできること」箇条書きにしておきます。
ー被災地の情報に接する。
・新聞・テレビなどのマスメディアから
・FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアから
ー被災地へ行く。
・ボランティア活動へ参加
・観光
ー被災地への金銭的な支援。
・義援金や寄付金
・ふるさと納税
・特産品の購入

女川町の子ども達が描いた絵です。