空き家バンク制度、はじまります!
6月5日(水)に開催された産業建設常任委員会において、与謝野町伝統的建造物群保存地区空き家情報登録制度設置要綱が提案されました。この要綱の趣旨は、与謝野町の伝統的建造物群保存地区(ちりめん街道)における空き家を有効活用を通して、地域の活性化及び交流人口拡大の推進を図るため、空き家情報登録制度(空き家バンク)について必要な事項を定めるものであり、空き家の登録申込、利用登録及び情報提供、関係機関との連携などを定めた13条の条文で構成されています。
昨年の夏に実施した与謝野町空き家実態調査において約450戸の空き家や空き工場の存在が明らかになったことを受けて、この空き家バンク制度の導入に至りました。本制度は町内全域を対象にしたものではなく、伝統的建造物群保存地区に指定されているちりめん街道における空き家(現在は約12戸)に限ったものであることや制度利用を促進するための施策立案や組織体制など、さらなる議論が必要ですが、第1歩のスタートを切ることができたことは評価したいと思います。
東京への一極集中が目立つ丹後とも縁の深いファッションの世界で、あえて地方都市を制作の場に選び、国内外へ向けて発信する若手が増えているそうです。その理由には、海外経験のある若手が増えたことや、東日本大震災を経た若い世代の価値観の変化といったことが挙げられています(毎日新聞5月18日発行)。こうした時代の気分なども捉えながら、日本一の絹織物産地である強みを活かしていける取り組みにしていきたいですね。