平成25年度与謝野町当初予算案
与謝野町の平成25年度当初予算案が公表されました。一般会計、特別会計、水道事業会計を合わせた予算規模は、平成24年度当初予算と比較すると2・8%減額の約198億6970万円となっています。一般会計の総額は、前年度比較で2億3540万円減です。
昨年11月に示された予算編成方針で一般会計の通常経費を5%縮減するという目標には到達しませんでしたが、一般職給料を一律3%、特別職は5%の削減し、各種団体等への補助金についても一律5%削減するなどの緊縮型の予算案となっています。
平成25年度予算案に計上されている一般会計の新規事業案や充実事業案は以下の通りです。常任委員会や本会議を通して詳細を明らかにし、建設的な意見を述べていきたいと思います。
【人事評価システム導入事業(2,625千円)】
・職員の資質向上、モチベーションの向上により、より住民サービスの向上につながることを目的に、人事評価システムを導入します。
【男女共同参画事業(1,697千円)】
・昨年開催した「すこやか子育てミーティング」の意見や提案を踏まえ、「子育て支援マップ」を作成することとし、印刷製本費を計上しています。また、全国の女性町長が一堂に会し、地方自治やまちづくりについての情報交換や地域間交流を行う「第3回女性町長サミット」を与謝野町で開催します。
【丹後建国1300年記念事業(1,429千円)】
・平成25年は丹後建国1300年にあたることから、舞鶴市以北の3市2町で記念事業を実施することとし、実行委員会への負担金を計上するとともに、与謝野町の単独事業として記念講演会等の開催経費を計上しています。
【電算システム整備事業(72,903千円)】
・住民サービスを行うための基幹システムを更新することとし、システム開発業務委託料や京都府自治体情報化推進協議会へのセットアップ負担金等を計上しています。
【障害福祉サービス事業(956千円)】
・重度障害者の方々が入院された時に、ヘルパーによる生活支援を受けていただけるよう、事業委託料を計上しています。
【身体障害児者等補装具給付費(611千円)】
・障害者手帳に該当しない難聴児に認定児と同じ負担率で補聴器が利用していただけるよう、町単独で扶助するものです。
【子ども・子育て支援事業計画策定事業(1,788千円)】
・子ども・子育て支援法の施行に伴い「子ども・子育て支援事業計画」の策定が義務付けられており、平成25年度に(仮)子ども子育て会議を設置し、ニーズ調査することとし、計画策定委託料等を計上しています。
【宮津与謝環境組合負担金(64,163千円)】
・宮津・与謝の1市2町を枠組みとした、広域ごみ処理施設の整備に向け、本年4月に設置される「宮津与謝環境組合」への負担金を計上しています。
【新規就農者支援事業(6,190千円)】
・新規就農者を支援するため、就農研修資金助成事業補助金を継続するとともに、新たな取り組みとして、国の100%補助事業による「青年就農給付金」を交付し、新規就農者の就農直後の所得確保を図ります。
【命の里事業(3,000千円)】
・過疎化・高齢化が進む農山村集落の自立的かつ持続的再生のため、外部支援者(若者)による新たな発想・パワーを注入することとし、昨年に引き続き「Xキャンプ事業」に取り組むこととしますが、新たな学生のアイデアにより、京都市内の商店街内の拠点施設で「与謝野産品販売所」の開設などに取組みます。
【京力農場づくり事業(9,214千円)】
・集落・地域における話し合いによって、人と農地の問題を解決するための未来設計図として「京力農業プラン」を、全集落で策定することを目標に推進員を1名配置して推進します。また、プランで定められた担い手組織への農業機械整備への支援を行います。
【明日の京都村づくり事業(6,632千円)】
・地域ぐるみで地域資源を活用した元気な村づくりに温江地区が取り組まれます。平成25年度については、集落営農組織の立ち上げと拠点施設の整備を支援します。
【海の京都観光推進事業(2,251千円)】
・広域連携事業として舞鶴港など京都の海の拠点とした観光振興施策を推進することとし、従来の「丹後広域観光キャンペーン推進協議会」が福知山・綾部を含めた府北部組織「海の京都観光推進協議会」に改変されるため、同会への負担金を計上しています。
【街路整備事業(8,000千円)】
・阿蘇シーサイドパークの隣接道路である町道波止場線の歩道舗装を行い、公園利用者等の安全確保に努めます。
【消防団協力事業所表示事業(75千円)】
・消防団員の確保は消防力の維持・向上を図るうえで大きな課題になっており、町外への就労者が増えるなど団員確保は大変厳しい状況にあります。よって、団員確保に協力いただける民間事業所に表示看板を設置し、消防団員の確保に努めます。
【小・中学校施設整備事業(72,128千円)】
・災害に強いまちづくりを目指し、加悦中学校改築工事の実施設計業務を行うとともに、各小学校の校舎、プール等の計画的な改修等、安全で安心して教育が受けられる環境整備を行います。
【地区公民館整備事業(12,980千円)】
・地域コミュニティの拠点となる地区公民館の整備として、明石地区公民館の新築工事に向けての実施設計、建設用地造成工事を実施します。
【大江山運動公園体育館改修事業(101,557千円)】
・屋根の老朽化に伴い雨漏りがするなど、利用者に支障をきたしている大江山運動公園体育館について、施設の長寿命化を図るため、屋根等の大規模改修を行い、安全で安心して利用できる環境整備に努めます。