福島へ
7月8日(日)、丹後地方で活躍する有志10数名と一緒に福島県新地町で「被災地復興支援事業」を行ってきました。活動内容は、丹後産品を使用したてっぽう(しょうがやごまなどで味付けしたおにぎり)・炭火焼き鳥・酒の提供などの炊き出し、大工・電気仕事などでした。現場の応急仮設住宅に着くまでは、ボランティア経験も乏しいぼくたちに適切な対応ができるかどうか不安の声もメンバーから聞こえていましたが、被災地のみなさんの寛容さのおかげで、何とか活動を終えることができました。
今回のプロジェクトに関わるに当たり、ぼくは二つのことを心がけました。一つは「新地町のみなさんに少しでも楽しんでもらうこと」で、もう一つは「もし近隣で原発震災が起きた時、どのように考え、行動するべきかを考えること」でした。後者については、みなさんとお酒を酌み交わすなかでひとつのことがはっきりと分かりました。それは、避難する人と現地に留まる人の両方が存在すると考えられることから、その両ケースに適合した生活支援制度を考えておかなければならないということです。
福島県において現在進行形で進む復興支援から最大限のことを学ぶことができるよう、今後も引き続き注目していかなければならないと強く思います。個人的にもこれを契機に新地町や福島県への支援を強いものにしていきたいです。
また、今回のプロジェクトには2人の高校生も参加してくれていました。後日、町内の公民館で開催された報告会のなかで「人の役に立つことができるようがんばりたい」と強く語ってくれたことは最大の事業効果のひとつだったように思います。