交流会@自宅
5月24日(火)、日本計画行政学会関西支部広域行政研究会事務局長をはじめとする皆様が視察に訪れてくれました。彼らの視察の目的は、大都市圏よりはるかに雇用や人的資源に乏しく、先行して高齢化が進行している近畿日本海地域、その一角を占める丹後地域の行政、議会、NPOの方々との交流を通して、学会としての役割やニーズを把握し、今後の学会活動の指針を得ることをだったようです。その期待に答えるべく、与謝野町商工会青年部員・大江祐介君、宮津市議会議員・坂根栄六君の二人の若手にも出席して頂きました。
元鳥取大学地域学部教授・霜田稔氏が作成された「京都丹後地域づくりの長期的方向についての討論素材」を議論のたたき台にしながら、約2時間にわたり議論が行われました。学会の方々からは、問題提起、丹後地域のこれまでの歩み、広域生活圏計画の方向、定常化社会に向けてのプロセスなどのついての学問的・体系的な話を伺い、僕たち3人からはそれぞれの活動をベースとした体験的な話をさせて頂きました。お互いがお互いを補強し合う良い議論になったのではないかと思います。
本交流会を設定してくれたのは、京都府長岡京市在住で宮津須津地区出身の河野さんです。彼もまた丹後地域の潜在住民で、「ふるさとを離れて30年、やはりふるさとに対する思いは募るばかりです。何か役に立つことができないかと思い続けています。」とおっしゃってくれていました。